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【東住吉女児焼死再審】検察、特別抗告断念へ 再審公判で無罪の公算

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【東住吉女児焼死再審】
検察、特別抗告断念へ 再審公判で無罪の公算

亡くなった長女めぐみさんの墓参りに向かう青木恵子さん=27日正午、奈良県

 大阪市東住吉区で平成7年、小学6年の女児=当時(11)=が焼死した火災で、殺人などの罪でともに無期懲役刑が確定した母親の青木恵子さん(51)と内縁の夫だった朴龍晧(ぼく・たつひろ)さん(49)の再審開始を認めた23日の大阪高裁決定について、大阪高検が最高裁への特別抗告を断念する方針を固めたことが27日、検察関係者への取材で分かった。

 最高裁への特別抗告の要件は憲法違反や判例違反の場合などに限られる上、現段階の証拠で決定を覆すのは容易ではなく、大阪高検は特別抗告の理由がないと判断したとみられる。逮捕から約20年を経て、特別抗告期限が過ぎる29日午前0時で再審開始が確定する。

 戦後に発生し死刑や無期懲役刑が確定した事件の再審はこれまで8件開かれ、いずれも無罪が言い渡されている。東住吉事件でも、大阪地裁が開く再審公判で無罪となる公算が大きい。

 高裁は23日の決定で「火災原因は放火ではなく、車のガソリン漏れによる自然発火の可能性が否定できない」として、24年3月の大阪地裁決定に続き2人の再審開始を認めた。

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