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【浪速風】ユネスコ脱退もありだ(10月13日)

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【浪速風】
ユネスコ脱退もありだ(10月13日)

数カ国の言語で“30万人”という犠牲者数を記した「南京大虐殺記念館」の壁=10月5日、中国江蘇省南京市(共同) 数カ国の言語で“30万人”という犠牲者数を記した「南京大虐殺記念館」の壁=10月5日、中国江蘇省南京市(共同)

 日本は国連教育科学文化機関(ユネスコ)を脱退してはどうか。前例がある。1984年、当時の事務局長が提唱した「新世界情報秩序」がジャーナリストの認可制導入など報道の自由を制限するとして、米国、イギリスが相次いで脱退した。縁故人事など事務局長による私物化も問題視された。

 ▼だが最大の理由は、共産圏や第3世界の発言力が強まり、公平・中立であるべきユネスコが政治化したことだった。教育や文化の振興を通じて戦争の悲劇を繰り返さないという理念は美しいが、実態はドロドロした国際政治の駆け引きの場である。「南京大虐殺文書」の記憶遺産登録がそれを証明している。

 ▼米英の不在で存続の危機にあったユネスコを財政面で支えたのが日本だった。にもかかわらず日本の主張は受け入れられない。勢いづいた中国や韓国は「慰安婦関係資料」の再申請を画策している。脱退は早計としても、事実上一番多い拠出金の停止、削減は当然である。

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