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「犯人逮捕に人生かける」父親が改めて決意…神戸の高2刺殺事件から5年

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「犯人逮捕に人生かける」父親が改めて決意…神戸の高2刺殺事件から5年

「犯人の口から真相を聞くまであきらめない」と語る堤敏さん=神戸市北区 「犯人の口から真相を聞くまであきらめない」と語る堤敏さん=神戸市北区

 「犯人の口から真相を聞くまではあきらめない」

 神戸市北区の路上で私立高2年、堤将太さん=当時(16)=が刺殺された事件から5年となった4日、現場周辺で情報提供を求めるビラを配った父親の敏さん(56)は改めて決意した。

 将太さんは家族のムードメーカーで、野球やバイクが好きな普通の高校生だった。なぜ殺されなければならなかったのか。敏さんは、不条理な現実に打ちのめされ、助けられなかった自分を責めた。

 事件は、目撃情報が少なく、警察の捜査は難航。「このままでは未解決になる」。そんな思いから、敏さんは23年から将太さんの命日に合わせて自宅の半径約1キロ圏内の6千世帯に自作のビラを配るようになった。

 同じころ、県内の犯罪被害者遺族の自助グループ「六甲友の会」に参加。他の遺族の体験を聞くたび、捜査情報が遺族に伝えられないことに憤りを感じるようになった。25年10月には近畿大通信教育部に入学。被害者の意見が捜査などに反映される法制度をつくれるよう勉強を続けている。

 事件から5年たち、手がかりを求めて配ったビラは2万枚を超えた。今年のビラには初めて将太さんの顔写真を載せた。1人でも多くの人に当時のことを思い出してもらおうと考えたからだ。

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