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【衝撃事件の核心】「お前の周囲全部殺したる」…フットサル監督、女子選手におぞましいストーカー行為 それでも甘い猶予判決の是非

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【衝撃事件の核心】
「お前の周囲全部殺したる」…フットサル監督、女子選手におぞましいストーカー行為 それでも甘い猶予判決の是非

全国の警察が把握したストーカー事案の認知件数。平成26年は統計を取り始めた12年以降で過去最多となった

 ドライバーで女性宅の玄関ドアに穴を開け、卑猥(ひわい)な言葉を書き込んだ女性の写真の印刷物を車に貼り付け、揚げ句の果てには「お前の周囲を全部殺したる」とのメッセージ…。男の行為はフラれた腹いせの範囲をはるかに超えていた。20代の女性につきまとい、脅したなどとしてストーカー規制法違反や脅迫、建造物等損壊罪に問われた男(40)の判決公判が9月、神戸地裁で開かれた。男と被害女性はかつて恋人同士だったというだけではない。女性はフットサル県選抜チームに選ばれた選手で、男はチームの監督だった。女性から別れ話を切り出されると、冒頭に挙げた数々のストーカー行為を繰り返したのだ。裁判長は判決で「陰湿、卑劣な方法で執拗(しつよう)に行われた犯行」と指弾したが、量刑は懲役2年6月、執行猶予4年の猶予判決だった。

脅しのネタは女性画像

 「(間違いは)ありません」

 8月4日、神戸地裁で開かれた初公判。Tシャツにハーフパンツ姿で出廷した元監督は、起訴内容を認めた。その神妙な様子からは、罪に問われたおぞましい犯行の加害者という面影はうかがえなかった。

 検察側の冒頭陳述や論告によると、元監督と女子選手は平成19年に知り合い、間もなく交際するようになった。

 交際を始めると、元監督は女子選手に対し、自分の画像を送るよう何度も要求した。その後、女子選手が自分の意にそぐわない言動をすると、ののしり、画像を公開すると脅した。女子選手は何度も別れ話を持ちかけたが、こうした事情があったためか、交際は続いていたという。

 しかし今年5月28日、女性選手は意を決し、元監督に別れを告げるメッセージを無料通信アプリ「LINE(ライン)」で送信。自宅の住所は元監督に知られているため、知人方に避難した。

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