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生活保護でタダで入手の向精神薬を転売、受給者の31歳女を逮捕 背景に医師の過剰処方

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生活保護でタダで入手の向精神薬を転売、受給者の31歳女を逮捕 背景に医師の過剰処方

小寺容疑者方から押収された証拠品=神戸市中央区

 医療費が全額公費で賄われる生活保護をめぐり、無料で処方された向精神薬を違法に販売したとして、兵庫県警生活経済課は30日、麻薬取締法違反(営利目的譲渡)容疑で、京都市伏見区白銀町、飲食店員、小寺恵真(えま)子容疑者(31)を逮捕した。小寺容疑者は生活保護受給者で、薬をインターネットで不特定多数に転売。転売先の別の女が向精神薬を大量に買い集めて売りさばき、荒稼ぎしていたとみられ、県警は受給者が関与した「貧困ビジネス」の実態解明を進める。

 逮捕容疑は平成26年12月~27年3月ごろ、東京都世田谷区のマンション経営、小岩井由香被告(55)=同罪で起訴中=に、処方された向精神薬「モディオダール錠」など約700錠を約5万8千円で販売したとしている。

 県警は今春、県内で自殺した男性が向精神薬を服用していたことを受け、関係先として、小岩井被告の自宅を捜索し、向精神薬を含む錠剤約2万錠を押収。長野県内の女性に向精神薬を販売したとして小岩井被告を6月に逮捕した。その後の捜査で、小岩井被告が21年以降、受給者から向精神薬などを買い集めて転売し、全国の約170人から約2800万円を売り上げていたことが判明。入手ルートを調べたところ、小寺容疑者が浮上したという。

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