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「ここだ!」戦没者の魂が教えてくれる ガダルカナル島 遺骨収集に同行

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「ここだ!」戦没者の魂が教えてくれる ガダルカナル島 遺骨収集に同行

ルンガ川を渡河するガダルカナル島自主派遣隊員ら=4日、ソロモン諸島ガダルカナル島(甘利慈撮影)

 【ガダルカナル島(ソロモン諸島)=甘利慈、池田祥子】第二次大戦の激戦地で、日本軍が劣勢に立つ戦局への転機になったガダルカナル島戦。約3万人の日本軍将兵のうち、約2万1900人が命を落とし、島には今も約7千人分の遺骨が残されたままだ。8月29日から現地を訪れ、2カ所で遺骨収集を行っている民間団体「ガ島未送還遺骨情報収集活動自主派遣隊」に同行した。30度を超える暑さと猛烈な湿気の密林で作業は困難を極める一方、戦後70年を経ても祖国帰還を果たせない遺骨の存在に改めて活動の重要性を感じた。

10メートル先すら見えず

 雨でぬかるんだ林道から崖を下ると、雄大なルンガ川が姿を現す。腰まで水に漬かって渡河し、密林に分け入る。人を寄せ付けないかのように木々が鬱蒼(うっそう)と茂り、空だけでなく10メートル先すらも見えない。足元は急峻で倒木や落ち葉が何層にも重なり、むせ返るような湿気に汗が止まらない。

 昭和17年秋、ルンガ飛行場奪還のために日本軍が密林内に切り開いた全長約35キロの迂回路「丸山道」沿いにあるタンブレロ地区。自主派遣隊のメンバー13人のうち3人が現地住民の案内で同地区を目指した。報道機関が同地区に入るのは、戦後初めてという。

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