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【芸能プレミアム】〝悲劇〟ではなく〝喜劇〟演じる 「ドリアン・グレイの肖像」中山優馬

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【芸能プレミアム】
〝悲劇〟ではなく〝喜劇〟演じる 「ドリアン・グレイの肖像」中山優馬

 その野球が今の仕事へ導く。家族が応募した所属事務所の野球大会の選手選考に合格して出場。大会が終わった2年後、事務所から連絡があり、現在に至る。12歳で所属後、次々にチャンスをもらった。「歌と踊りが好きだったわけではないので楽しくない。最初はいつ辞めようかと」。が、小学3年の通知表に「理解力がある」と書かれた少年は責任も感じており、「辞めるなら、衝動的に“夜逃げ”するしかないと思っていた」。

 平成20年、東京での若手の舞台期間中、「明日朝一番で大阪に帰ろう」とついに“夜逃げ”を決意したが…。「寝坊しちゃって(笑)。仲間に『(仕事に)行くぞ』と起こされて未遂に。今となっては失敗して良かった」。次第に仕事の楽しさを知っていったという。

 プロ意識を教えたのは両親だ。18歳で上京を決めた自分を「死ぬ前には帰っておいで」と送り出してくれた。実家から仕事に通っていた時は「今日もお金を稼いできてください」と言われていた。「だから僕はお金をいただくのだから、それ以上のものを作ろうという意識は常にあります」

 ジム・キャリーのように幅広い役を演じる俳優になるのが夢。座右の銘は「健康第一」で「手洗いうがいをすれば人は元気」。自然体で走り続ける。

文・橋本奈実

写真・南雲都

 なかやま・ゆうま 平成6年、大阪府生まれ。18年、ジャニーズ事務所入り。20年「バッテリー」でドラマ初出演で初主演。歌手では「NYC」でNHK紅白歌合戦に4回出場。24年からソロ活動をし、今年は初の単独コンサートを行った。来年、映画初出演で初主演の「ホーンテッド・キャンパス」が公開される。

 主演舞台「ドリアン・グレイの肖像」は22~26日、森ノ宮ピロティホールで。問い合わせは(電)0570・200・888。

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