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【高校総体】卓球男子単は青森山田の三部がV、部の存続不透明「他校に優勝されたくなかった」

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【高校総体】
卓球男子単は青森山田の三部がV、部の存続不透明「他校に優勝されたくなかった」

 全国高校総体第18日は14日、大津市の滋賀県立体育館などで行われ、卓球のシングルス決勝で、男子は3年の三(さん)部(べ)航平(青森山田)が1年の木(き)造(づくり)勇人(愛知・愛工大名電)を4-3で下し、高校日本一に輝いた。

 激しいラリーの応酬となった決勝を制した三部が両腕を突き上げた。卓球男子シングルスで青森山田勢として10連覇を達成。「個人戦でガッツポーズが出たのはたぶん初めて」。端正なマスクから白い歯がこぼれた。

 勢いに乗る1年生を相手に、いきなり2ゲームを連取された。最終ゲームも一時は3点リードを許す苦しい展開だったが、苦手なフォアハンドでも我慢強くラリーを重ね、「こんなに粘れたことはない。自信になる」と胸を張った。

 山形県出身で中学から青森山田に入った。福原愛(ANA)らを輩出した強豪校だが、強化がひと区切りを迎え、卓球部の存続は不透明な状況にあるという。「山田の看板を背負って、それが勇気になった。他校に優勝されたくなかった」との言葉に力がこもった。

 当面の目標は今冬の世界ジュニア選手権でのメダル獲得だ。「東京五輪を狙うにはまだまだだけど、一つひとつ結果を出していきたい」。高校日本一の自信が、飛躍への糧になる。(丸山和郎)

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