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【戦後70年】壁一面の「血書」陸軍少年特攻隊員が残した終戦に揺れる心情 同期が書き主の情報提供呼びかけ

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【戦後70年】
壁一面の「血書」陸軍少年特攻隊員が残した終戦に揺れる心情 同期が書き主の情報提供呼びかけ

旧東洋紡渕崎工場の女子寮から見つかった「血書の壁」=平成12年、香川県土庄町

 香川県・小豆島に設けられていた水上特攻隊員の訓練施設(香川県土庄町)の壁一面に、第二次大戦の終戦直後、少年兵が書き付けた「血書」が残されていた。「本土決戦 一億特攻!されど大詔(たいしょう)一度下りて、大東亜聖戦終る」と始まる23行の文面。敗戦の悔しさと国への変らぬ思いとともに、復員前の感傷など終戦に揺れる心情が読み取れる。少年兵はどんな思いで血書を残し、どう戦後を送ったのか。同期の元水上特攻隊員らが、書き主についての情報提供を呼びかけている。

押し入れ奥の壁に

 戦争末期、小豆島には旧日本陸軍が極秘裏に組織した「陸軍船舶特別幹部候補生隊」の拠点が置かれ、当時、同町にあった東洋紡績渕崎工場が部隊の宿舎などとして使われた。

 血書は平成12年、戦時中は隊の兵舎として使われ、閉鎖となった工場の女子寮の解体中に見つかった。押し入れ奥の壁(縦1・8メートル、横1・9メートル)に貼られた新聞紙をはがすと、血で書かれた文字が一面に浮かび上がった。

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