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【戦後70年】軍歌・戦時歌謡曲に再び脚光! CDや書籍の発売相次ぐ、若者もサブカルとして親しむ

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【戦後70年】
軍歌・戦時歌謡曲に再び脚光! CDや書籍の発売相次ぐ、若者もサブカルとして親しむ

 先の大戦の終結から70年となり、戦争経験者が減少する中、明治以降に作られた軍歌や戦時歌謡曲をまとめたCDや書籍が相次いで発売され、あらためて脚光を浴びている。近年は軍歌を取り入れたアニメなどの影響で若者にも親しまれるようになり、戦没者の遺族らは「これをきっかけに当時のことも学んでほしい」と話す。(栗井裕美子)

600人合唱

 「貴様と俺とは同期の桜…」。戦没者を祭る大阪護国神社(大阪市住之江区)で毎年4月、桜が咲き誇る境内で行われる「同期の桜を歌う会」。今年も参加者約600人が軍歌や戦時歌謡曲など約15曲を合唱し、英霊を慰めた。

 戦争経験者や戦没者の遺族らでつくる市民団体などが平成元年から開催。過去の記憶に思いをはせて涙を流したり、肩を組んで歌ったりする人もいるという。

 運営メンバーで大阪府郷友会常任理事の三浦時生さん(63)は「時代の雰囲気を残す歌を歌い継ぎ、歴史を忘れないようにしたい」と話す。同神社では今月15日、「英霊感謝祭」にあわせて「軍歌・戦時歌謡の集ひ」が開かれる。

散逸を防げ

 明治以降に発展した軍歌は先の大戦の終結まで1万曲以上が作られたとされる。このうち家族らとの別れや望郷などをテーマにしたものは戦時歌謡曲とも呼ばれ、政府や新聞社などが公募してレコードやラジオ放送で広まった。

 当時の社会情勢を記録した資料としても、西洋音楽を日本に取り入れた音楽史の観点からも歴史的な価値は高いとされ、戦後70年を節目に散逸を防ぐ取り組みが広まっている。

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