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【衝撃事件の核心】母の遺体、キャリーケースに詰め捨てた…「介護ができない」と噂されたくなかった娘の〝見栄〟断罪

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【衝撃事件の核心】
母の遺体、キャリーケースに詰め捨てた…「介護ができない」と噂されたくなかった娘の〝見栄〟断罪

遺体の入ったキャリーケースが見つかった大津市晴嵐の盛越川河口=平成27年2月3日

 「『(親の)具合が悪くなるとすぐ施設に入れる』と思われたくなかった」-。同居する寝たきりの母親(79)を自宅で死なせ、遺体をキャリーケースに詰めて大津市の琵琶湖に捨てたとして、保護責任者遺棄致死と死体遺棄の罪に問われた次女で薬剤師の松生(まついき)多恵子被告(50)=三重県伊賀市=の裁判員裁判。弁護側は被告が深く反省している点などを挙げ情状酌量を求めたが、大津地裁は7月24日、懲役6年(求刑懲役8年)の実刑判決を言い渡した。公判で明らかになったのは、働きながら一人で母の介護をしていた松生被告が過剰に世間の目を気にし、他人にサポートを求めないまま次第に孤立を深めていく姿だった。(桑波田仰太)

琵琶湖に浮くキャリーケース内から高齢女性の遺体

 事件は2月3日、琵琶湖の南端に近い大津市晴嵐の盛越川河口で、青いキャリーケースが浮いているのを見回り作業をしていた男性が見つけたのが発端だった。大津署が調べたところ、中に死後2~3週間が経過したとみられる高齢女性の遺体が、膝を抱えるようにして入っていた。

 目立った外傷はなく、紙おむつが着けられていたことなどから、同署は、女性の死後に何者かがケースに入れて遺棄したとみて捜査。キャリーケースの投棄場所付近での不審車両の目撃情報などから、松生被告が浮上し、14日に死体遺棄の疑いで逮捕した。遺体は松生被告が自宅で介護していた母親と判明した。

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