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【宝塚理事長は〝体育会系〟】(1)舞台は生徒の人格を投影する 「謙虚」「品格」「お行儀」が大切 宝塚歌劇団理事長・小川友次さん

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【宝塚理事長は〝体育会系〟】
(1)舞台は生徒の人格を投影する 「謙虚」「品格」「お行儀」が大切 宝塚歌劇団理事長・小川友次さん

インタビューに答える宝塚歌劇団の小川友次理事長(甘利慈撮影)

 今年4月、101年目を迎えた宝塚歌劇団の理事長に就任した小川友次さん(58)。学生時代は慶応大学野球部に所属し、早慶戦で決勝本塁打を放って注目されたスポーツマン。阪急電鉄に入社後、阪急ブレーブス(当時)の広報や梅田芸術劇場社長などバラエティーに富んだ経験を糧に“宝塚新世紀”のかじを取る。「現場に一番近い理事長でいたい」と熱い。(聞き手 橋本奈実)

 --理事長に就任して約4カ月。所信表明で、次の100年の土台になる年にしたいと話しておられました。今、力を入れていることは

 小川 まずは、宝塚の基礎となる「生徒力」と「技術力」。宝塚音楽学校の卒業生が入団する歌劇団の団員はあくまで“生徒”なんです。(劇団の象徴だったスターの)春日野八千代先生の言葉、「謙虚」「品格」「お行儀」を普段の生活から意識することが大切。舞台は人格の投影だと思うのです。

 --上演作品の稽古だけでなく、歌劇団が実施する自主参加の歌やダンスなどのレッスンも見に行かれているとか

 小川 生徒の顔を直接見て、触れ合っています。入団1年目の生徒にまで「あなたたちを見ています」という良い意味での緊張感を持たせたい。一方で、僕の考えを伝えることで、生徒や演出家、スタッフが同じ方向を見て舞台を作っていけます。参加者はかなり多いですよ。僕がのぞきに行っているからかもしれないけどね。雰囲気もピリッとしています。作品の稽古では指示されずとも下級生が小道具の模擬道具を作る。挨拶など厳しい上下関係があるから大人数の組の統制がとれる。独特のシステムなんです。

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