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これが鎌倉から続く古式包丁鍛冶! 春日大社・林檎の庭で実演

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これが鎌倉から続く古式包丁鍛冶! 春日大社・林檎の庭で実演

地金をたたいて包丁をつくる職人たち=春日大社

 春日大社(奈良市)の第60次式年造替を記念し、鎌倉時代からの刀鍛冶の伝統を受け継ぐ刃物店の和包丁職人が1日、同社境内の林檎(りんご)の庭で、伝統技法で包丁をつくる古式包丁鍛冶を実演した。

 刃物店は奈良市の「菊一文珠四郎包永(きくいちもんじゅしろうかねなが)」。鎌倉時代の刀鍛冶の伝統技法を今に伝え、包丁などの刃物を製造・販売している。

 古式包丁鍛冶では、地金(じがね)を1千度の炉の火に入れて熱し、ハンマーでたたく「刃金付け」と木製の柄をつける「柄つけ」を5人の職人が実演。薄刃包丁と柳刃包丁の2本を作った。

 炎天下で高温の炉に向かった鍛冶師の榎並正さん(53)は「めったにできない経験。心が洗われたような感じがする」と話した。

 この日は2001年の米中枢同時テロの被害者らでつくる「911家族会」のメンバーが、東日本大震災の復興プロジェクトの一環で春日大社を訪れ、古式包丁鍛冶を見学した。

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