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守口で戦後70年展 死と隣り合わせの戦時生活回想
戦後70年を振り返る企画展「回想の守口」=守口市
戦後70年の節目に守口市民らの戦争体験を知ってもらおうという企画展「回想の守口1940~1945」が京阪守口市駅前テルプラザで開かれている。死と隣り合わせだった当時の暮らしぶりなどが紹介されており、主催者は「(戦後生まれの)市民にも戦争の悲惨さを知ってもらい、平和を考えるきっかけにしてもらえれば」と話している。19日まで。
市民らへの取材を通じ、学生たちに地元で戦争があったことを知ってもらおうと、大阪国際大学(同市藤田町)の村田隆志准教授が企画した。戦時中、女学校などに通っていた市民の男女計3人を学生が取材。当時の不安な心境や悲惨な体験をインタビュー形式でパネルにまとめた。
展示によると、勤労奉仕で爆弾製造に携わった85歳の男性は「大阪・京橋の砲兵工廠(こうしょう)が爆撃されるなど、空襲警報の度に自宅が燃えるのではないかとの恐怖にさいなまれた」と振り返り、88歳の女性は「出征した兄が南方に向かう途中、輸送船が撃沈されて死んだが遺品も遺骨もなく白木の箱の中に名前を書いた板が送られてきただけ」と回顧。87歳の男性は「中学校で軍事教練が週2回あり、朝8時半から夕方5時まで鋳造工場で勤労奉仕したが、大阪大空襲の悲惨な記憶は今でも鮮明だ」と話した。
会場を訪れていた畠山寅雄さん(89)は満州に出征し負傷した当時を振り返り、「内地の人が恐怖を抱いていたことを改めて知るとともに、戦地の光景がよみがえった」と語った。
入場無料。水曜休館。問い合わせは学校法人大阪国際学園地域連携室((電)06・6902・0617)。
