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「本家」大阪維新、高まる不満 維新の党と共倒れを懸念 橋下氏の「自立」発言

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「本家」大阪維新、高まる不満 維新の党と共倒れを懸念 橋下氏の「自立」発言

 「大阪維新の会」代表の橋下徹大阪市長から飛び出した「自立」宣言。背景にあるのは、大阪維新内で高まっている「維新の党」に対する不満だ。大阪維新は既成政党と一線を画すことで、大阪で確固たる地盤をつくってきた。看板政策だった大阪都構想が頓挫し、11月に大阪府知事・市長のダブル選を控える中、国政での野党再編の動きの中に埋没する維新の党に引きずられ、「本家」のブランドイメージが低下することを避けたい思いも見える。

 大阪維新の不満の発端となったのは、維新の党の代表選をめぐる地方議員の「持ち票」だった。

 当初、松野頼久代表を含む維新の党執行部は、国会議員1人1票に対し、地方議員は5人分で1票とする規約改正案を先月の役員会で決定する予定だった。地方議員を多く抱える大阪維新にとっては発言力が弱まることになる。

 大阪維新の地方議員は松野氏を念頭に、「比例で当選した国会議員にえらそうに言われたくない」と猛反発。党最高顧問でもある橋下氏も苦言を呈し、地方議員も1人1票とする規約に見直させた。

 しかし、事態は収まらない。維新の党の柿沢未途幹事長が6月、維新のモットーでもある「身を切る改革」というキャッチフレーズの見直しを口にし、所属議員に新フレーズを募ったのだ。

 これには大阪維新幹事長の松井一郎大阪府知事も不信感を隠さず、記者団に「国会議員は身を切る改革をやったのか。改革をやれていないのに、もうやめるのか」と、公然と執行部を批判した。関係者によると、議員間では「大阪から新フレーズ案を送るな」という趣旨のメールが回されているという。

 「維新の党と切り離しても、俺たちは何も困らない。困るのは国会議員だ」。大阪維新幹部の一人は反発を強めた。

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