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〝箱入り娘〟の「お嬢サバ」 鳥取から細心の出荷

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〝箱入り娘〟の「お嬢サバ」 鳥取から細心の出荷

陸上養殖の水槽から網ですくったお嬢サバ=鳥取県の県栽培漁業センター

 生食できるサバ「お嬢サバ」のブランド化を目指すJR西日本は、陸上養殖する鳥取県栽培漁業センター(同県湯梨浜町)で、お嬢サバの出荷を公開した。愛称にふさわしい“箱入り娘”として、細心の作業が行われていた。

 お嬢サバは、同センター近くでくみ上げた地下海水で養殖。海水は地下に浸透する際、濾過(ろか)され、サバに寄生虫がつきにくく生食が可能になる。

 大阪市で23日から始まった試験販売は、その特徴を生かして生け作り料理が主。しかし、人の手が触れても死ぬというサバを生きたまま出荷するから大変だ。水槽から網ですくい、手おけで、海水入りの袋に1匹ずつ詰め酸素を入れる。1回に20匹程度を運ぶが、袋詰めまでに数匹が弱ってしまい、元気なサバを詰め直した。さらに発泡スチロールの箱に入れ、トラックで12時間かけて大阪市に運ばれる。

 試験販売で連携する「鯖や」(大阪府豊中市)のサバ料理専門店「SABAR南森町店」で、サバの生け作りは「おいしい」「珍しい」と評判という。JR西は市場ニーズや養殖コスト、輸送技術などを検証し、「安定的に供給できる卸売り事業ができれば」と将来の青写真を描く。サバの新たな食文化が、鳥取発で広がりそうだ。

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