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【関西の議論】ピース又吉、芥川賞候補の前代未聞 「まっとうな職業小説」が良かった!? 春樹超えなるか

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【関西の議論】
ピース又吉、芥川賞候補の前代未聞 「まっとうな職業小説」が良かった!? 春樹超えなるか

発売記念イベントで「火花」を手にする又吉直樹さん=3月12日、東京都新宿区

 前代未聞の“芸人芥川賞作家”の誕生なるか-。お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さん(35)の初の純文学作品「火花」が第153回芥川賞の候補作6作に選ばれ、受賞への期待が高まっている。芸能人が小説を書くこと自体はさほど珍しくないが、文学的評価の対象となることは極めて異例。だが「火花」は、芥川賞と同様に純文学作家の登竜門とされる三島由紀夫賞の候補にもなり、受賞こそ逃したものの選考委員から高い評価を得た。太宰治をこよなく愛する読書好きで、無口な異色のお笑い芸人として知られる又吉さん。注目の芥川賞の選考会は7月16日に開かれる。  (横山由紀子)

三島賞は1票差で逃す

 「落ちるはずのない作品が落ちた、という感じです」

 三島賞の選考会が行われた5月14日。選考委員の一人の作家、辻原登さん(69)は強く推したという「火花」に、最大限の賛辞を贈った。

 今回の候補作は5作品。最終的に「火花」と上田岳弘さん(36)の「私の恋人」の2作品で5人の選考委員が決選投票を行い、3対2で「私の恋人」に決まったという。

 「火花」は若手芸人の「僕」を語り手に、私淑する天才肌の先輩芸人との交流を通じ、夢に懸ける若者の泣き笑いの日々を描いた作品。これまでエッセー集や自由律俳句の句集(共著)を刊行してきた又吉さんが初めて書いた純文学作品で、掲載された文芸誌「文学界」2月号は創刊以来初の増刷を記録。3月に単行本化され、発行部数は42万部に達している。

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