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「本の宅配ボランティア」がおもてなし…来館困難者に手渡しサービス 奈良県生駒市

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「本の宅配ボランティア」がおもてなし…来館困難者に手渡しサービス 奈良県生駒市

本は宅配ボランティアによって利用者に手渡しされる(生駒市図書館提供)

 奈良県生駒市は7月1日から、障害や高齢のため図書館への来館が難しい人を対象に、自宅まで本を届ける「本の宅配サービス」を拡大する。市ではサービスの利用希望者と、本の宅配ボランティアを募集している。

 同市内には生駒市図書館本館、北分館、南分館、鹿ノ台ふれあいホール図書室、生駒駅前図書室の計5つの図書施設がある。

 鹿ノ台ふれあいホール図書室では4年前から、鹿ノ台小学校区で宅配サービスを実施。これまでに11人が利用、9人が宅配ボランティアに登録している。今回はサービスを拡大しようと、市図書館から生駒台、俵口、桜ケ丘、生駒東の4小学校区に宅配を始めることになった。

 利用対象は、障害や高齢のために来館が難しい人。利用を申し込むと同館の職員が自宅を訪問して面談し、健康状態などを確認。サービス利用の可否を決める。

 利用者は、図書館への電話か図書館ホームページで読みたい本を予約。準備ができ次第、宅配ボランティアが自宅に届けてくれる仕組みだ。貸出期間は2週間で、1回につき5冊まで。

 鹿ノ台ふれあいホール図書室をはじめ、同館では、郵便による宅配ではなく、人から人へ手渡しで届けることを重視。担当者は「手渡しすることで本だけでなく『心』を届け、体が不自由なため読書を諦めてしまった人が、再び本を読んでもらうきっかけになればうれしい」としている。

 宅配サービスは市内のその他の地区でも、来年度以降、開始予定という。

 24日午前10時から、図書会館(同市辻町)で宅配ボランティアの説明会を開催する。申し込み不要。問い合わせは、生駒市図書館((電)0743・75・5000)。

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