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【関西の議論】海外も絶賛、大津のラム酒 元エンジニアがつくるクリアな味 ものづくりは酒づくりに通じるの信念

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【関西の議論】
海外も絶賛、大津のラム酒 元エンジニアがつくるクリアな味 ものづくりは酒づくりに通じるの信念

自慢のラム酒「ナインリーヴズ」が入った樽に触れる竹内さん

 本州で唯一、ラム酒を製造している蒸留所が、京都と滋賀の府県境に近い大津市の岩間山麓にある。「長石(ちょうせき)鉱山」という自然のフィルターで浄化された湧水を使った独特のマイルドな味が特徴で、販売開始から2年足らずで海外の品評会で入賞したり、東京の一流ホテルで取り扱われたりと高い評価を獲得している。自ら蒸留所を開設し、そんな逸品を世に送り出したのは、酒造業界とはまったく縁のなかった自動車部品製造の元エンジニアの男性だ。驚きの転身と成功の秘密に迫った。(和野康宏)

ブランド名は家紋から

 簡素な外観の建物を入ると、大きな銅製の蒸留釜が2つ、目に飛び込んできた。1つはそろばん玉のような形、もう1つは釣り鐘の形で、どちらも上に細い管が伸びている。英国・スコットランドの名門蒸留器メーカー「フォーサイス」製だそうだ。

 その奥には、オーク製の酒樽(さかだる)が縦に4列、横に4列、整然と積み上げられている。

 大津市石山平津町の山あいにある「ナインリーヴズ蒸留所」。日本酒や焼酎、ワインなどに比べ、国内では希少なラム酒がここで造られる。代表を務める竹内義治さん(50)が平成25年3月に開設し、現在は「ナインリーヴズ」のブランド名で、ホワイトラム「クリア」、樽熟成ラム「エンジェルズハーフ」などを製造・販売している。

 ナインリーヴズという名は、竹内家の家紋「九枚笹」から取った。「竹は根が強く、その土地を強くする」との思いを込めたという。

蒸留酒造りは「化学」だ

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