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【伊勢志摩サミット】大規模警備に大阪府警“多正面作戦”展開へ 応援に引っ張りだこ…専門家からは「手薄になる大阪」懸念も

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【伊勢志摩サミット】
大規模警備に大阪府警“多正面作戦”展開へ 応援に引っ張りだこ…専門家からは「手薄になる大阪」懸念も

大阪府警が関わった主な大規模警備

 捜査幹部の一人は、サミットに合わせて開かれる関係閣僚会合の会場がどこになるか注視する。候補地に名乗りを上げている神戸市や京都市に決まれば、警視庁などから派遣される部隊の宿舎を大阪府内で準備する可能性があるためだ。

 だが、そうした会場だけを警戒すればいいわけではないという。

 「サミット警備の応援で普段より手薄になっている周辺都市がテロリストの標的となる可能性がある」と指摘するのは、テロリズムの危機管理に詳しい日本大法学部の福田充教授(45)。実際、2005年の英国・グレンイーグルズサミットでは、会場から離れたロンドンの地下鉄などで同時爆破テロが起きた。

 関空など警戒強化

 府警はサミット期間中、関西国際空港や大阪(伊丹)空港のほか、JR大阪駅などの鉄道ターミナルにも警察官を増員して配置。厳重な警戒態勢を敷く方針だが、福田教授は「大都市の公共交通機関などがテロリストに狙われる可能性がある。警備のマンパワーには限りがあり、動員した警察官をどこにどう配置するか。サミット警備では配備の仕方が重要だ」と話す。

 府警警備部の幹部は「どこで何が起こるか分からない。(過激組織の)『イスラム国』も日本を標的として名指ししており、万全な態勢で臨むしかない」と気を引き締めた。

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