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江戸時代の町家 移住・定住拠点に 奈良県宇陀市が住民団体と改修へ

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江戸時代の町家 移住・定住拠点に 奈良県宇陀市が住民団体と改修へ

改修し、移住・定住などの拠点施設となる町家=宇陀市

 奈良県宇陀市は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている同市松山地区で、空き家となっている江戸時代の町家を住民団体と協力して改修、地域づくりや移住・定住促進のための拠点施設として整備する取り組みを始める。歴史的町並みが残る同地区で空き家が増える中、移住者らを受け入れ、地域おこしにつなげていくのが狙いだ。

 ■増加する空き家

 古くから城下町として発展した同市大宇陀の松山地区には江戸や明治期を中心とした伝統的な建物などが約200軒残り、平成18年に橿原市今井町に次いで県内2カ所目の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれた。

 しかし、過疎・高齢化が進む中、松山地区でも空き家が増加。空き家の所有者からは「家の傷みがひどいことはわかっているが、手入れするだけのお金がない」という声も聞かれるという。

 こうした現状を受け、市は空き家が廃れるのを防いで街の景観を守り、地域づくりや移住・定住を促進しようと地区内の町家1軒を改修し、拠点施設をつくることを決めた。

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