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【ビジネスの裏側】訪日外国人を感動させた「築100年」の贅沢…「東洋のマチュピチュ」の“素通りさせない”おもてなし

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【ビジネスの裏側】
訪日外国人を感動させた「築100年」の贅沢…「東洋のマチュピチュ」の“素通りさせない”おもてなし

築100年の酒造場をホテルやレストランとして活用している「旧木村酒造場EN」=兵庫県朝来市

 「東洋のマチュピチュ」と紹介される竹田城跡など海外でも注目される観光スポットを抱える兵庫県北部の但馬・丹波地方は「日本を感じられる穴場」と外国人観光客が急増している。ただ、竹田城のある朝来(あさご)市の中心市街地は観光客から素通りされ、人の姿はまばらだ。このため朝来市や周辺の篠山市では、古民家を宿泊施設にしたり、地元料理や祭りを楽しめたりすることで、地方でも日本の魅力を発見できる旅を提供する試みが始まっている。(牛島要平)

 「竹田城跡はJR竹田駅が最寄り駅だが、周辺で食事の場所を見つけるのに苦労した」「街中にレストランがほとんどないので、あらかじめ軽食を持参した方がいい」

 日本の城について情報提供している外国人向けインターネットサイト「Jcastle」には、竹田城跡が海外で注目され始めた約4年前、訪れた外国人のそんな言葉が並んだ。

 竹田城跡は、「東洋のマチュピチュ」と日本人の間では知る人ぞ知る名所だったが、海外メディアに「霧でできた“雲海”に石垣が包まれて浮かび上がったようにみえ、まるで天空の城だ」と紹介されたことで外国人観光客が急増した。

 朝来市によると、竹田城跡の観光客数は平成17年度の約1万2千人に対し26年度は約58万2千人(前年度比14・7%増)。市観光交流課は「外国人の数は集計していないが、台湾や香港、中国、米国などを中心に増えているようだ」と話す。

 ただ、「知る人ぞ知る名所」だったため、城下町に宿泊施設や飲食店は数えるほどしかない。市は観光案内所の整備などを進めているが、同課は「観光客は宿泊せず、そのまま豊岡市の城崎温泉や姫路市の姫路城など県内の他市に移動してしまう」とため息をつく。

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 そんな中、新しい旅行スタイルを提案して期待を集めるのが、25年秋に竹田駅近くに開業した「旧木村酒造場EN(えん)」だ。

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