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プランクトン「15万種類」か 京大など国際チーム調査…従来知られているのは1万1千種類

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プランクトン「15万種類」か 京大など国際チーム調査…従来知られているのは1万1千種類

国際チームによる大規模な海洋調査で採取されたプランクトン(フランス国立科学研究センターのクリスチャン・サーデ氏提供)

 海洋の原生生物や動物性プランクトンは、これまでに知られている約1万1千種類を大幅に上回り、約15万種類が存在するとみられることが、フランスやドイツ、日本などの国際チームによる大規模な調査で明らかになった。日本からは京都大が参加。米科学誌サイエンスの電子版に22日掲載される。

 国際チームは、約3年間にわたって世界各地の約150地点で海水を採取。プランクトンのDNA配列などを解析したところ、少なくとも約11万種類の原生生物や動物性プランクトンが生息していることが判明した。理論的な予測では太陽光が届く海洋の表層に約15万種類が存在すると考えられるという。

 この国際チームには、微生物学、海洋学、ゲノム科学などさまざまな研究者が参加。現在は調査で得られた膨大なデータの一部を解析した段階で、今後さらに詳しく調べる予定。

 調査に参加した京都大化学研究所の緒方博之教授は「海洋プランクトンについては分かっていないことが多い。今回の調査は、その理解を進めるための第一歩になる」と話している。

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