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【大阪都構想 戦いの後】(中)自民、握手しても拭えぬ橋下・維新への不信 「これからが本当の正念場」

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【大阪都構想 戦いの後】
(中)自民、握手しても拭えぬ橋下・維新への不信 「これからが本当の正念場」

新執行部を決める会合を終え、記者会見に臨む柳本顕・自民党大阪市議団幹事長(手前から3人目)ら=19日午後、大阪市北区(安元雄太撮影)

 「この車であいさつするのは初めてだが、非常に気持ちがいい。何か兄弟と一緒におるような」。10日午前、大阪・難波で自民党参院議員の柳本卓治は共産の街宣車に上った。街宣車は政治信条や政策を訴える、政治家にとって「特別なもの」(自民市議)。翌日には、官房長官の菅義偉に「個人的には全く理解できない」と切り捨てられた。

 市民の厳しい視線は、産経新聞が行った投票所での出口調査の結果にも表れた。自民支持層のうち賛成は42・7%。民主の22・3%、公明12・7%、共産10・4%と比較すると、その差は歴然だった。

「反対」の行く末

 「やった」「おつかれ」。都構想廃案が決まった後、自民府連の若手議員や中堅議員ら約80人が参加する無料通信アプリLINEのグループ画面には、歓喜のメッセージが次々と表示された。

 パンダのキャラクターがバンザイをするスタンプや、ニュース速報を伝えるテレビ画面の写真なども投稿され、関係者たちの興奮ぶりがうかがえる。

 だが、大阪自民の行く末は決してバラ色ではない。都構想反対派の中核として、大阪市の改革を引っ張っていく重責を担うことになったからだ。そして、その姿勢を住民投票で賛成票を投じた69万4844人が注視している。

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