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梅田・地下街 南海トラフ級地震でも津波到達前に避難可能 大阪市大が試算

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梅田・地下街 南海トラフ級地震でも津波到達前に避難可能 大阪市大が試算

総合的な浸水対策が急務の梅田・地下街

 複雑に入り組み、国内最大級の規模を誇る大阪・梅田の地下街が南海トラフ巨大地震の津波や河川氾濫によって水没の危険にさらされた場合、地下にいる約2万千人が最寄りのビルの2、3階に避難するのに約24分かかる-とのシミュレーションを、大阪市立大大学院の滝沢重志准教授がまとめた。地下街の構造や鉄道の乗客なども考慮に入れ、実態に近い初のシミュレーションといえる。

 店舗内の買い物客などが含まれておらず、滝沢准教授は「実際の避難者はもっと増える可能性が高い」とする一方、「秩序だって逃げることができれば、河川氾濫や津波が来るまでに避難することも可能だと考えられ、パニックにならずに避難することが大切ではないか」と話している。

 地下街運営会社やビル管理会社、鉄道会社、行政で組織する「大阪市地下空間浸水対策協議会」の依頼で制作。協議会の事務局を務める大阪市によると、梅田周辺の地下は「ホワイティうめだ」など3つの地下街と「大阪駅前地下道」など3つの地下道、大阪市営地下鉄梅田駅やJR北新地駅など鉄道5駅が連結しており、総合的な避難計画策定が急務となっている。

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