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【全国学力テスト】内申点反映の“見切り発車”に受験生困惑 大阪府教委

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【全国学力テスト】
内申点反映の“見切り発車”に受験生困惑 大阪府教委

全国学力テストの内申点への反映イメージ

 文部科学省の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト、学テ)が21日、実施される。大阪府では、今回の学テから全国で初めて、中学3年の学校別成績が公立高校入試の内申点基準に反映される。学校によって、生徒の内申点に有利不利が生じることを防ぐ狙いだが、文科省は「学テの本来の趣旨を逸脱する」と懸念を示している。実施11日前に決まった“見切り発車”ともいえる制度変更に、学校や受験生には動揺も広がっている。

文科相も懸念

 「現状においてはこれがベストな案だ」。17日、府教委の記者会見で、向井正博府教育長は胸を張った。

 内申点(5段階評価)について、府教委はこれまで成績を他の生徒と比較して決める「相対評価」を採用していたが、来春入試から、生徒個人がどれだけ目標を達成したかで決める「絶対評価」に切り替える。学校の基準によって内申点がばらつかないよう、客観的な基準として学テを活用することを決めた。

 下村博文文科相は「テストの本来の趣旨を逸脱する恐れがある」と懸念を表明したが、向井教育長は「受けた生徒の成績が評価として(直接)反映されるわけではない。教育指導の充実というテストの趣旨に反してはいない」と話す。

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