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【関西の議論】最後にすがった〝オタク文化〟 「昔からコスプレの街やった」…神戸・長田にアニメストリート誕生

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【関西の議論】
最後にすがった〝オタク文化〟 「昔からコスプレの街やった」…神戸・長田にアニメストリート誕生

神戸アニメストリートのオープニングイベントで行われたファッションショー。公募のモデルにアニメファンらの熱い視線が注がれた=神戸市長田区

 コスプレ衣装の専門ショップやプラモデルの組み立て工房、アニメの主題歌が流れるアニソンカフェ、そしてフィギュアの展示スペース-。クールジャパンの一翼を担うアニメやプラモデルなどのいわゆる「オタク文化」。その〝聖地〟を目指す「神戸アニメストリート」が3月、神戸市長田区に誕生した。場所は大正筋商店街と一体化した再開発ビル「アスタくにづか」の3番館と5番館。阪神大震災で甚大な被害を受けた神戸市の「新長田駅南地区再開発事業」の象徴的なビルだが、「行政主導」「住民軽視」とも指摘され、店舗は集客不足にあえぐ。そんな中、地域住民と行政、大学などが連携してまちづくりを推進するプロジェクトの一環としてスタートした事業だけに、店主らは「今度こそ商店街活性化の起爆剤に」と期待を寄せる。果たして「オタク文化」は復興に貢献できるのか。(前川康二)

阪神大震災で壊滅的被害

 「地域住民と一緒につくり上げたプロジェクトの第一弾。なんとか軌道に乗ってほしい」。オープン前日の3月27日に行われた内覧会で、神戸市の担当者は期待を口にした。

 JR新長田駅南側に広がる一帯は、平成7(1995)年1月17日の阪神大震災で壊滅的な被害を受けた。震災前、新長田駅周辺は、アーケードで覆われた商店街が縦横に連なっていた上、工場や店舗、長屋が入り交じった住宅・商業・工業の混同地域だった。この中で最もにぎわいをみせていた大正筋商店街も建物の約9割を焼失した。

 震災からわずか2カ月後の3月17日、市は「新長田駅南地区」の再開発計画を発表した。総事業費は2711億円と当時、西日本最大の再開発事業。市が中心となって約20ヘクタールの土地を買収し、高層ビルを含む44棟のビルを建設する計画だった。

再開発は暗礁10年…起爆剤に「アニソンカフェ」「プラ工房」「痛車17台」…

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