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【ニュースの断面】関西の出遅れが心配?! 音、色彩などの商標登録制度スタート

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【ニュースの断面】
関西の出遅れが心配?! 音、色彩などの商標登録制度スタート

 テレビCMなどに使われる音、色彩、動きなどの商標登録制度が4月1日、スタートした。久光製薬のCM効果音「?ヒ・サ・ミ・ツ」や、トンボ鉛筆の消しゴムの青、白、黒の3色柄などが出願され、申請はわずか10日間で510件を超えた。 

 実は新商標の制度が開始される前、出願件数はそれほど伸びないと予測されていた。そもそも今回の制度は、日本企業に音や色彩の商標を活用する機運が盛り上がらなかったため、米国より約70年も開始が遅れた背景がある。想定以上に出願に意欲的な企業を目にした政府関係者からは「もっと早くに制度を始めても良かった」という声も上がり始めている。

 企業が音や色彩などの商標出願を急ぐのは、原則的に国内で先に出願した側に商標権の登録が認められるからだ。他社がCMで使用する音などをまねて先に出願することも可能で「長年、育ててきたブランドを奪われたくない」(経営者)のが企業の本音という。また、商標出願による宣伝効果を狙う企業も存在する。音の商標を出願したある企業幹部は「出願したことを発表するニュースを流すことで、企業名や商品の認知度を上げられる」と話す。

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