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南海電車の「さびない鉄人」地球150周 来年600万キロ達成へ

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南海電車の「さびない鉄人」地球150周 来年600万キロ達成へ

6000系の状態を確認する小原田検車区長の福元勝彦さん(奥)と主任の林育弘さん=和歌山県橋本市(大竹直樹撮影)

 53年前に日本初のオールステンレス車として登場し、高度経済成長期の大量輸送を支えた南海電鉄の通勤車両「6000系」の最初の車両の走行距離が来年、地球150周分に相当する600万キロに達する見通しになった。後継車両の廃車が進む中、腐食しにくいオールステンレスの「名車」72両はすべて現役で半世紀以上を走り続けてきた。丁寧な整備で“長寿”を支える同社の担当者は、「高速で走ってもタフで壊れない。さびない鉄人です」と誇らしげに話す。

 6000系は昭和37年、オールステンレスで日本で初めて製造された4ドアの20メートル車としてデビューした。今では珍しくなった片開きの大きなドアと、「コルゲート」と呼ばれる波形模様が車体側面にあるのが特徴だ。

 電車の寿命は一般的に30~40年とされ、同時期に東京の大手私鉄で登場したオールステンレス車はすでに廃車が進んでいる。廃車にならなくとも、後継の新型車両が登場すれば、寿命より前に地方私鉄で「第二の人生」を送ることも多い。

 デビュー以来、半世紀以上経過しながら1両も廃車されず、大手私鉄の主力として活躍を続けるケースは極めて異例だ。

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