産経WEST

和歌山の高校生、86%が県外の大学へ 27年連続「全国一」

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


和歌山の高校生、86%が県外の大学へ 27年連続「全国一」

 平成26年度に和歌山県内の高校から県外の大学(短大含む)へ進学した学生の割合が86・3%となり、昭和62年度から27年連続で「全国一」となったことが、県のまとめで分かった。文部科学省が毎年実施する学校基本調査をもとに、県調査統計課が分析した。 

 同課によると、県内高校を卒業して大学進学した5021人のうち、4333人が県外の大学に進学。ほとんどの学生が大阪や兵庫、京都など近隣府県の大学に進学し、和歌山の大学に進んだのは688人にとどまった。26年度に県外大学へ進学した高校生の割合が高いのは、和歌山に次いで奈良県で、鳥取、島根の両県が続いた。

 大学卒業後に県内に戻ってくる若者は3割程度で、地域の活力低下や人口減少にもつながっている。県労働政策課では今年3月、東京や大阪で就活イベントを開催するなど、県出身の学生が地元で就職できるよう後押ししている。

 政府は、人口減少対策の5カ年計画「まち・ひと・しごと創生総合戦略」で、平成32年までに地元大学進学率を33%から36%に、新卒者の地元就職率を72%から80%に引き上げる目標を掲げている。

 県内には大学が少ないため、「行きたい学部や学科がなければ仕方ない」(県教委)との見方があるが、和歌山大学の職員が高校で説明会を開くなどPRに力を入れている。県教委担当者は「昨今は学生の地元志向が強い。県内の大学に進学したい生徒には、最大限の指導と支援を続けていきたい」と話した。

「産経WEST」のランキング