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【関西の議論】「3位じゃダメなんです」阪大総長自ら広告に登場 東大、京大の「次」…大学序列にあえて言及した真の狙い

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【関西の議論】
「3位じゃダメなんです」阪大総長自ら広告に登場 東大、京大の「次」…大学序列にあえて言及した真の狙い

日本経済新聞の平成26年12月28日付朝刊6面(全国版)に掲載された大阪大の全面広告。平野俊夫総長が自ら登場し、「3位じゃダメなんです。」と大学ランキングに言及している=複写

 「3位じゃダメなんです。」-。大阪大が昨年末に日本経済新聞に掲載した全面広告で、こんなキャッチコピーが掲げられ、大学関係者らの間で議論を呼んだ。民主党政権下で行われた行政刷新会議の事業仕分けで、「仕分け人」を務めた蓮舫参院議員が次世代スーパーコンピューター開発に関して「2位じゃダメなんでしょうか」と発言したのは記憶に新しい。今回の広告のキャッチコピーは「2位じゃ-」発言と全く趣旨が異なるが、阪大トップである平野俊夫総長が自ら広告に登場。東京大と京都大に次ぐ「3位」という国内の大学ランキングにあえて言及したのだ。全国の大学は少子化の中、世界初の完全養殖に成功したマグロを広告にも活用する近畿大を筆頭に、広報戦略を強化している。異例の阪大広告の真の狙いはどこにあるのか。(藤原由梨)

国立大が広告打つ時代

 昨年12月28日、阪大が日本経済新聞朝刊に掲載した全面広告。平野総長が胸の前で大きくバツ印を示し、「3位じゃダメなんです。」と宣言している。国内の大学ランキング3位に甘んじることなく、世界トップ10に入る総合型大学を目指すと訴えたのだ。

 広告が掲載されると、すぐさま短文投稿サイト「ツイッター」などで賛否両論の議論がわき起こった。

 「よく言った」と肯定的な意見が投稿される一方、「広告料で新しい研究者が雇えるのではないか」といった批判、さらに「国立大が広告を打つような時代になったのか」という時代の変化に言及する意見もあった。

 広報を担当する伊藤雄一准教授(情報科学)は「関西では存在感を誇る阪大だが、関東での認知度は意外に低い」と語る。

関東での認知度の低さ…逆手に「あえて言及した」真の狙いとは

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