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「国技の国歌斉唱、ぜひ国の守り手で」春場所千秋楽、陸自第3音楽隊が初の伴奏 

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「国技の国歌斉唱、ぜひ国の守り手で」春場所千秋楽、陸自第3音楽隊が初の伴奏 

 終盤戦に入り優勝争いが絞られてきた大相撲春場所(大阪)。22日の千秋楽での表彰式前に行われる国歌斉唱の伴奏を、陸上自衛隊第3音楽隊(兵庫県伊丹市)が今場所初めて担当する。春場所以外の本場所(東京・名古屋・福岡)ではすでに各地の自衛隊音楽隊が伴奏を担当。大阪での第3音楽隊の初登場で、全ての本場所で自衛隊音楽隊が“そろい踏み”となる。

 「国技の本場所での国歌斉唱はぜひ、国の守り手の自衛隊にお願いしたい」

 春場所の表彰式での伴奏について、日本相撲協会から自衛隊大阪地方協力本部を通じて、第3音楽隊に要請があった。

 昨春までは約30年間、大阪市音楽団(オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラに名称変更)が担当。昨年4月に同市直営から一般社団法人化したことで、相撲協会との交渉で演奏料などの折り合いがつかず、降板することに。そこで、第3音楽隊に白羽の矢が立った。

 第3音楽隊の阿部亮隊長(53)=1等陸尉=は「たくさんの観客の前での演奏なので、立ち居振る舞いから緊張感をもって行いたい」と練習に余念がない。22日は表彰式での賜杯授与時の『得賞歌』と優勝パレード出発時『国民の象徴』の各演奏も担当する。

 第3音楽隊は昭和35年に発足した陸自第3師団の直轄。現在40人の編成で音楽を主任務とする専門部隊だ。大の相撲好きである同師団の小林茂師団長(陸将)も「日頃の鍛錬を披露できる」と期待を込める。

 第3音楽隊は、自衛隊の式典をはじめ、阪神競馬場のGIレース、プロ野球阪神タイガースの開幕戦、各自治体イベントなどにも招かれ、引く手あまたの状態。平成26年度中の演奏回数は計108回に上る。

 大相撲の年6回の本場所では、東京では陸自東部方面音楽隊などが、名古屋では陸自第10音楽隊が、福岡では陸自第4音楽隊などが、それぞれ国歌斉唱などの伴奏を担当している。

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