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【強姦事件 再審決定】
「冤罪が明白な事件」と弁護人 専門家は「実体験に基づかない証言に矛盾点あるはず」
「冤罪(えんざい)が明白な事件。調べるべき証拠が調べられることなく有罪とされた」。男性の弁護人を務めた後藤貞人弁護士は大阪市内で記者会見し、裁判所の事実認定のあり方を批判した。
後藤弁護士によると、被害を訴えた女性の関係者が捜査段階で「病院に行った」と証言。控訴審で診療記録の有無を問い合わせた弁護側に対し、検察側は「ない」と回答した。弁護側は関係者の証人出廷も求めたが、大阪高裁が却下した。控訴審判決は「少女が強姦(ごうかん)被害をでっち上げることは考えにくい」と年齢を理由に女性の証言を信用しており、後藤弁護士は「すべてが一方的な判断だった」と語気を強めた。
元最高検検事で中央大法科大学院の奥村丈二教授(刑事法)は「実体験に基づかない供述には必ず矛盾点がある。裁判所は論理則と経験則に基づき、真剣に供述の信用性を判断すべきだ」と話している。
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