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【若手記者が行く】「あなたたちは一体何をしているんだ!」 「もんじゅ」のお粗末さに文科省激怒 “運転解禁”遅れは自業自得…

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【若手記者が行く】
「あなたたちは一体何をしているんだ!」 「もんじゅ」のお粗末さに文科省激怒 “運転解禁”遅れは自業自得…

運転再開のめどがまったくたたない高速増殖原型炉もんじゅ=福井県敦賀市

 「目はしょぼしょぼし、耳も聞こえづらくなってきた」

 1月8日、地元・敦賀市にあいさつに訪れた松浦理事長は会見で、79歳という高齢を理由に今期限りで退任する考えを明らかにした。

 松浦理事長は一昨年6月、もんじゅの点検放置問題を受けて引責辞任した前任の鈴木篤之氏から重責を引き継いだ。原子力機構の前身・日本原子力研究所の理事長や内閣府原子力安全委員会(当時)の委員長など要職を歴任した経験を買われた。

 しかし、在職中は目立った成果も挙げられず、もんじゅの改革もいまだ途上だ。

 松浦理事長はさらに会見で「もんじゅでは、『プロジェクトを何が何でも俺たちが仕上げる』という(職員たちの)意識が高くなかった」と、まるで他人事のような口ぶりで話していたのが印象的だった。

 会見の様子を報道で知ったある電力会社の幹部は「なぜあんな発言をするのか理解に苦しむ。トップ自ら組織の欠陥を認めたようなものだ。われわれなら、絶対に止めさせる」と憤った口調で話す。改革の最中にありながら退任を口走ってしまう一種の“軽さ”に、トップとしての資質に疑問が残る。

 また、松浦理事長と二人三脚で改革遂行に注力してきた敦賀事業本部長の斎藤伸三副理事長(74)も今年3月末で退任する意向だ。斎藤氏も旧原研の理事長を務めた経歴も持ち、同じく高齢が理由という。古巣組織が存亡のふちに追いやられるなかで、ツートップがそろって退任するのは「責任逃れ」と批判されても不思議ではない。文科省は、水面下で後任候補の人選を進めているという。

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