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【衝撃事件の核心】「後妻業」青酸連続殺人に発展 動機は遺産の総取りか-事件を読み解く3つのポイント

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【衝撃事件の核心】
「後妻業」青酸連続殺人に発展 動機は遺産の総取りか-事件を読み解く3つのポイント

送検のため大阪府警の施設を出る筧千佐子容疑者。一連の不審死の真相は解明されるのか=1月30日午前、大阪市住之江区

 京都府向日市で夫に青酸化合物を飲ませたとして筧(かけひ)千佐子容疑者(68)が逮捕された事件で、大阪府警は1月、大阪府貝塚市の本田正徳さん=当時(71)=も殺害した疑いが強まったとして殺人容疑で再逮捕した。親しい男性に青酸化合物を服用させ、殺害したとする構図が共通する「京都」「大阪」の2つの事件。だが、大阪事件には京都事件とは違った注目点が存在する。キーワードは「単独事件から連続殺人へ」「京都事件で明らかにならなかった金との関係」「密室でない現場」。大阪府警の捜査は、千佐子容疑者をめぐる一連の不審死とは何だったのかの解明も見据えたものになっている。

二転三転する供述

 「テレビの取材で雄弁に語っていたのと変わらない。とにかく、おしゃべりが好きなんだな」

 大阪府警の取り調べに対し、相変わらずの冗舌ぶりだという千佐子容疑者。捜査関係者によると、1月28日の再逮捕前、京都から大阪に移送される際の所持品確認では、「これは、あのときのもの」「これは大事なものだから」と逐一、品物に対して〝解説〟。手続きに通常よりも時間を要した。

 逮捕前の取材や、昨年12月に夫の筧勇夫さん=当時(75)=に対する殺人容疑で京都府警に逮捕されてしばらくは疑惑や容疑を完全に否定。その後、夫の殺害について「カプセルで青酸を飲ませた」「青酸化合物は過去に経営していた工場の出入り業者から入手した」と容疑を認める内容の供述をしたとされる。

 だが、捜査関係者は〝完オチ〟とはみていないようだ。

 「青酸化合物の入手方法や業者名は具体性がない。しかも二転三転している」

 供述をもとに捜査員が確認に走っても、空振りに終わるばかりだった。

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