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「接客はドキドキ」 堺市役所地階食堂が障害者の働く場に 「森のキッチン」2月2日オープン 

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「接客はドキドキ」 堺市役所地階食堂が障害者の働く場に 「森のキッチン」2月2日オープン 

障害者の働く場としてリニューアルオープンする堺市役所の地下食堂。28日の内覧会では実際にメニューが提供された=堺市

 堺市役所地下1階の食堂を社会福祉法人「コスモス」(同市東区、河野直明理事長)が運営することになり、竹山修身市長らが出席して内覧会が行われた。「森のキッチン」の名称で2月2日にオープン。食のプロたちの協力を受けながら障害者がキッチンやフロアに立ち、ランチやカフェメニューを提供する。

 「森のキッチン」では、障害者7人を含む14人が勤務し、障害者は盛りつけや品出し、コーヒーの提供などを行う。営業時間は平日午前10時~午後5時。席数は82席。メニューは日替わり定食(650円)2種類や麺類、どんぶり物、カレーなど。クッキーを含む授産品の販売もある。内装は森のイメージに全面リニューアルし、窓際には子供が遊べるスペースも設けた。

 また、食材などは地元農家でつくる「堺南いきいきファーム推進協議会」が地元産野菜を提供し、上島珈琲貿易(堺市美原区)がコーヒーマシンを寄贈。大阪市立大学生活科学部の管理栄養士がメニューを開発、人気菓子工房「T・YOKOGAWA」(和泉市)のシェフパティシエが店内販売商品の開発に協力する。

 河野理事長は「障害者の社会参加の機会を逃したくないとの声に押された。おいしかったと思っていただけるよう頑張りたい」とあいさつ。聴覚に障害がある松浦佐衣子さん(41)は「配膳(はいぜん)などは経験がありますが、接客は初めてでドキドキ。笑顔のおもてなしを心がけます」と話した。

 堺市では、平成16年の現庁舎完成から食堂を運営してきた事業者が採算面を理由に昨年11月末で撤退。市が障害者を雇用することを条件に、賃料を大幅に下げるなどして事業者を公募していた。府内自治体では、松原市や河内長野市でも食堂を障害者雇用の場にしている。一方、東大阪市では、屋上レストランの入居2業者が撤退するなど苦戦している。

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