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【歴史戦WEST】真宗大谷派の人権ギャラリー展に漂う日本〝断罪〟史観 日朝・日韓関係テーマで日本の加害性のみ強調、なぜか拉致問題は無視

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真宗大谷派の人権ギャラリー展に漂う日本〝断罪〟史観 日朝・日韓関係テーマで日本の加害性のみ強調、なぜか拉致問題は無視

慰安婦問題のパネルには《女性たちには、居住の自由、外出の自由、自由廃業の自由、拒否する自由が認められておらず、実態として「性奴隷」の状態でした》と書かれている

 京都を代表する寺院の一つ、真宗大谷派の本山・東本願寺(京都市下京区)で開催されている「人権週間ギャラリー展」をめぐり、有識者から「日本の加害性のみが強調され、偏っている」との指摘が上がっている。豊臣秀吉の朝鮮出兵(文禄・慶長の役)の展示で民衆を日本に「拉致連行」したことを取り上げ、慰安婦問題のパネルには「性奴隷」の文言も登場する。しかし、人権週間にちなみながら、現在の日本にとって最も重要な人権問題といえる北朝鮮による拉致問題には一切触れていないのだ。主催者は「大谷派と関係あるものを中心に取り上げた。スペースもかなり絞ってこうなった」と説明するが…。(大竹直樹)

320万人の大教団…門徒も疑問視…「日本ばかりが悪者に」

 JR京都駅の中央口から歩いて10分。瓦ぶきの屋根の付いた土塀が見えてきた。東本願寺の境内を囲っている「築地(ついじ)塀」だ。京都三大門の一つ、御影(ごえい)堂門の近くに掲げられたポスターに目がとまった。

 《原子力発電に依存しない社会の実現にむけて

 真宗大谷派は平成24年2月、65人の僧侶で構成する宗議会を開いて全原発の運転停止と廃炉を求める決議案を可決している。

 真宗大谷派の門徒数は約320万人。大阪府内に住む門徒の60代男性は「最近、特に政治色が強くなってきた。いろんな考えの門徒がいるのに、仏教教団が政治的なメッセージを発することに違和感を覚える」と疑問視する。

 この門徒が「日本ばかりが悪者になっている」と嘆くのが、境内で2月2日まで開かれている「人権週間ギャラリー展 誠信交隣(せいしんこうりん)を願って-日朝・日韓関係の歴史と現在」だ。

▼(次ページ)「慰安婦」「性奴隷」…中世では“日本国王”使節…豊臣軍が民衆の鼻を削ぎ…

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