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【デビュー】英国留学…誰も知らない「私」に満足 元タカラジェンヌの写真家「かりん」さん

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【デビュー】
英国留学…誰も知らない「私」に満足 元タカラジェンヌの写真家「かりん」さん

英国留学などを経て写真家になった四方花林さん

 個性的な娘役タカラジェンヌ「ひなたの花(か)梨(りん)」から、英国留学などを経て写真家になった四(し)方(かた)花(か)林(りん)さん。異例の転身だが、「写真をきっかけにいろんな世界が広がった」と目を輝かす。現在は京都市内で関西初の個展も開催するなど、精力的に活動を続けている。今後の展開などを聞いた。

 --平成24年、東京宝塚劇場で退団公演を迎えました

 退団公演は、占い師の見習いの役でした。前髪はギザギザで、頭は三つ編みで作った角が付いていて、唐がらしの飾りを巻き付けました。髪の色は黒と赤。まるで、(歌手でモデルの)きゃりーぱみゅぱみゅさんみたいでした。個性的な髪形は、自分からアイデアも出しました。

 --宝塚歌劇団を退団後は、どうしていましたか

 退団の翌月から、大阪市内の専門学校へ進学しました。通いながら写真家としての仕事も引き受けていました。その後、昨年1月から7月まで、英国のロンドンへ留学しました。

 --ロンドンでは何を学んだのですか

 有名な美術大学で、デザインや映画などの広告、キャッチコピーなどを学びました。写真そのものではなく、写真を撮影するうえで必要な知識を選んで学びました。

 --ロンドン滞在中に写真撮影もされたのですか

 昨年7~9月に現地で個展を開きました。英語があまり話せなかったのですが、自分の写真を見せると、さまざまな国籍の人から「日本は四季があって美しい」などと言われて輪が広がり、次第に「私の写真を撮ってほしい」と頼まれるようにもなって、たくさん撮りました。12カ国の人と友達にもなり、写真をやっていなかったら出会えなかった人たちにたくさん出会えました。

 --写真家の道を歩む上で苦労したこともありますか

 若い女性の写真家は少なくて、最初は「元タカラジェンヌでコネクションがあって、ちやほやされていいよね」と言われることが多く、嫌だった。でも、ロンドンでは私のことを知っている人はいないし、私が何者か誰も気にしない。「宝塚」だと言ってもみんな分からない。だから居心地がよくて、帰国後は何を言われても気にならなくなりました。自分を認められた気がします。

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