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【駅グルメ探検隊】南海本線羽衣駅・JR東羽衣駅 羽衣昭和ホルモン

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【駅グルメ探検隊】
南海本線羽衣駅・JR東羽衣駅 羽衣昭和ホルモン

見知らぬ他人と七輪をシェアし、人生も分け合う

 南海本線羽衣駅から徒歩3分、JR東羽衣駅からは30秒。どことなく昭和っぽい店が並んでいる中に、ずばり「昭和ホルモン」の看板を掲げた立ち飲み屋がある。

 店構えと看板だけで魅了されたが、そこへ食欲をそそるにおい。フラフラッと吸い寄せられるように中へ。「いらっしゃい。ようこそ」。店主の松本康次さん(46)が愛想よく…を通り越して、破顔して迎えてくれた。

 約2坪の店内はカウンターに客が8人並んだら満席という狭さ。「体を斜めにして詰めてもらったら10~12人は入るかな」。昔から男性客が立ち飲み屋で体を斜めにして整然と並ぶ様子は、男声コーラスグループになぞらえ“ダークダックス”と呼ばれてきたが、まさにそれ。常連客同士が肩寄せ合って、という店だ。

 「そうなんです。だから逆に初めての人は入りづらいようで…」。今では常連になった客の中にも「前から気になってしかたなかった。勇気を出して入るまでに3年かかった」という人が多いそうだ。新顔のおやじ2人をうれしそうに迎えてくれたのも、そういう事情があったのだ。

 ところで、立ち飲みはともかく立ち食いのホルモンというのは珍しい。しかも七輪の炭火焼きである。面倒な上、“回転”が命の立ち飲み屋では客が腰を落ち着けてしまって商売にならないのでは?

 「確かに、回転は悪いですね。平均して滞在時間は1時間半~2時間ぐらいかなあ」と松本さんはさらりという。だが、続けて七輪の効用をこう説いた。「5台しかないので、混んできたら同じ七輪を共用してもらいます。すると、見知らぬ他人同士がたちどころに仲良くなるんですよ」

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