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【若手記者が行く】「74式戦車」の進撃、砲弾の轟音…「陸自」の実戦を“仮想体験”、迫力と技術・統率力にすごさ実感

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【若手記者が行く】
「74式戦車」の進撃、砲弾の轟音…「陸自」の実戦を“仮想体験”、迫力と技術・統率力にすごさ実感

射撃目標に演習弾を放つ74式戦車=滋賀県高島市の饗庭野演習場

 滋賀県北西部の比良山系の麓にある陸上自衛隊饗庭野(あいばの)演習場(高島市)で昨年12月16~18日の3日間、陸自中部方面隊の戦車射撃競技会が開かれた。災害救助活動などで注目される自衛隊だが、当然ながら国防の実戦をにらんだ訓練も日々行われている。今回は方面隊が初めて企画した競技会で、報道陣にも公開された。4両の戦車が横1列に並び、一糸乱れぬ隊列を保ちながら砲撃の轟音(ごうおん)を響かせる光景はまさに圧巻。最終日は大雪に見舞われ、まるで北方での戦闘をシミュレートしたような状況が繰り広げられた。(大津支局 和野康宏)

演習場は雪景色

 饗庭野演習場を訪れたのは2度目。別の取材で来た時は演習地のむき出しの地肌を目の当たりにし、見たことはないが、本当の戦場に立ったような気分になった。

 今回は競技会最終日を取材。当日は大雪に見舞われて辺り一面真っ白で、前回とはまた違う光景が広がっていた。

 出迎えてくれた中部方面総監部広報室の川本繁幸1等陸尉は「昨日まではよく晴れていたんですが…」と断わりながらも、「各部隊とも、冬場には雪上での戦いを想定し、戦車に『除雪ドーザ』を付けて前進する訓練を積んでいるので、今日の大雪も克服してくれますよ」。

師団・旅団から12小隊

 陸上自衛隊は日本列島を5つに区分して方面隊を組織。中部方面隊は東海・北陸から近畿、中四国までを管轄する。各方面隊には作戦を遂行する基幹部隊として隊員5千人規模の「師団」や2500人規模の「旅団」が配置され、中部方面隊は第3、10師団と第13、14旅団が置かれている。

積雪の悪条件でも、隊列を乱さず目標を…国民の信頼を支える真摯な訓練

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