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【スポーツ岡目八目】1等14万3000円? 野球版totoの現実味

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【スポーツ岡目八目】
1等14万3000円? 野球版totoの現実味

野球版totoの発売なるか 野球版totoの発売なるか

 2020年東京五輪のメーン会場となる新国立競技場の建設費などを捻出するため、サッカーを対象にしているスポーツ振興くじ、いわゆるtotoを日本のプロ野球にも導入する方向で、政府・自民党が検討しているという。

 新国立競技場の総事業費は当初の1700億円弱から、円安や人件費高騰などの理由で「2000億円を超える」(自民党幹部)との見通しが出てきた。このため新たな財源作りが急務となり、totoの業務と新国立競技場の建設・運営がともに、文部科学省所管の独立行政法人日本スポーツ振興センター(東京都港区)が行っていることから「新toto」案が浮上してきたのだ。

野球クジ誕生?

 プロ野球への導入案自体は珍しいことではない。2001年のtoto導入当初から声もあったし、12年には、超党派の国会議員によるスポーツ議員連盟プロジェクトチームが大相撲、海外サッカーなどとともにプロ野球への導入が取りざたされた。折に触れ、プロ野球のtoto参戦は検討されてきたのである。

 これに対し、野球界は導入時から反対の立場だ。スポーツが賭けの対象になるのは青少年育成の観点から好ましくないというのが当時の理由だが、実際はtotoによってサッカー人気が上昇し野球人気に陰りが出るのでは、という懸念からの意見だったとされる。

 プロ野球界ではさらに、八百長行為に関係したとされた西鉄(当時)選手らが永久追放処分を受けた「黒い霧事件」(1969年)や裏社会と結びつく野球賭博のイメージがつきまとうという、業界ならではの事情もある。

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