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【衝撃事件の核心】中国産米拒否され国産に…大阪・コメ産地偽装事件「全商品の75%がウソ」の暴挙に走ったワケ

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【衝撃事件の核心】
中国産米拒否され国産に…大阪・コメ産地偽装事件「全商品の75%がウソ」の暴挙に走ったワケ

コメの産地偽装事件が起きた当時のイオンライス本社。現在は別会社となっている=大阪府和泉市(一部画像処理しています)

 中国産を混ぜながら「国内産10割」などとうたったコメを販売したとして、不正競争防止法違反容疑などで大阪府和泉市(堺市に移転)の米穀販売会社「イオンライス」が昨年、大阪府警に摘発された。実質経営者だった元会長(59)は法廷で「中国産米を大量に仕入れた時点で別の中国産米偽装事件が発覚して売れず、会社存続のためにやむなく偽装した」と供述、反省の言葉を繰り返した。ただ、検察側からは「偽装を始めたのは15年以上前」「全商品の約75%が偽装米」とも指摘された。元会長は「もうコメには関わらない」と誓い、執行猶予付き有罪判決を言い渡されたが、偽装をめぐる真相は解明されたのか。

「15年以上の昔から」vs「拒否反応、大量の在庫」

 「取引先から『中国産ブレンド米じゃなくて国産100%にしてくれ』と突然言われた。でも、それに従えば、大量に抱えた中国産の在庫は廃棄するしかない。このままでは経営破綻(はたん)してしまうので、悪いとは思いながらも偽装した」

 昨年11月下旬、大阪地裁で開かれた公判。元会長は被告人質問で中国産米を国産米に偽装した理由を問われ、こう答えた。弁護側から詳しい事情を問われると、淡々とした口調で説明していった。

 元会長の供述によると、同社は平成24年、国産米の価格が高騰していた当時、取引先から「コメを安くできないか。外国米とのブレンドでもいいから」と打診された。すぐに中国産米500~600トンを輸入すべく手配した。購入価格は「1キロ250円程度」で、単純計算でも総額1億円を超える取引。同社に納入されたのは翌25年9月ごろだった。

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