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学生が差し伸べる温かい「手」 貧困世帯の子供と夕食

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学生が差し伸べる温かい「手」 貧困世帯の子供と夕食

食卓を囲む学生たちと少年(右)。鍋をつつきながら会話が弾む

 家庭環境の事情から、満足に食事や教育を与えられない子供たちに手を差し伸べようと、龍谷大の学生たちがこうした境遇の子供たちと一緒に夕食の食卓を囲む取り組みを進めている。活動資金や人員の確保といった課題はあるが、学生らは「活動を通して、社会をよくするための糸口を見いだしたい」と話している。

子供の笑顔がはじける「トワイライトステイ」

 「さあ、ご飯にしよう」

 こたつを囲んでおこなわれていたトランプ遊びの最中、こう声がかかり、卓上は夕食準備に変わった。

 今月8日夜、龍谷大が所有する大津市京町の「町家キャンパス龍龍(ロンロン)」。同大学の学生ら5人と、10代半ばの少年3人が一緒に鍋をつつく。

 「やっぱり寒い日は鍋やね」「この肉、誰か食べなよ」「白菜も食べないと」

 たわいない会話を交わしながら、箸を手にした少年たちは、すぐにご飯を平らげておかわりを求める。鍋の周りで笑顔が弾けた。

 生活保護世帯や1人親家庭など、生活困窮の問題を抱える家の子供たちと週1回、一緒に夕食を取る「トワイライトステイ」という試みは、厚生労働省のモデル事業として、大津市社会福祉協議会などが昨年3月に始めた。現在では、龍龍など市内3カ所で取り組まれている。

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