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【衆院選2014】紛らわしい名称で躍進か… 10万票獲得の“支持政党なし”佐野代表「東京、関西に活動広げたい」

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【衆院選2014】
紛らわしい名称で躍進か… 10万票獲得の“支持政党なし”佐野代表「東京、関西に活動広げたい」

 衆院選の比例代表北海道ブロック(定数8)から立候補し、識者から「紛らわしい名称」と指摘されていた政治団体「支持政党なし」(東京)の佐野秀光代表(44)が産経新聞の取材に応じ、約10万票を獲得した今回衆院選について「党名と知らずに投票した人がいたとしても、支持政党がないという民意は間違っていない」と語った。だが、識者からは「政治的な公序良俗に反する」との声も上がっている。

誤読を狙い、社民や次世代を超えた…「公序良俗に反する」の声

 会社経営の佐野氏と義母が出馬した「支持政党なし」は10万4854票を獲得。社民党(5万3604票)や次世代の党(3万8342票)を大きく上回った。2人は平成21年衆院選でも同ブロックから「新党本質」として立候補したが、当時の得票は7399票だった。

 “躍進”した理由について、佐野氏は「普段の選挙であれば『支持政党なし』は無効票になり数字として表れないが、今回は有効票になった」と強調。安楽死制度の創設などを掲げた「安楽死党」の代表も務めているが、支持政党なしは「党としての政策は一切ない」といい、法案ごとに有権者にアンケートで賛否を問い、「多数決で議決権を行使する」と話す。

 総務省によると、政党名や政治団体名の届け出は公表済みの名称や類似名称でなければ、公序良俗に反しない限り原則自由。今回の団体名も届け出が認められた。だが、政治評論家の屋山太郎氏は「投票所で『支持政党なし』というジャンルがあると思い込んだ有権者もいたのではないか。公選法の欠陥だ」と指摘する。

 さまざまな世論調査でも、「支持政党なし」は大きな割合を占める。選挙制度に詳しい日大法学部の岩井奉信(ともあき)教授(政治学)は「『該当なし』という意味で記載した人も有効票になっている恐れがあり、政治的な公序良俗に反する」と疑問を呈した。

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