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【ビジネスの裏側】虫が良すぎる?ノーベル賞・中村氏の“復縁”申し出、“大人の対応”で拒絶した日亜化学…わだかまり示す証拠を発見

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【ビジネスの裏側】
虫が良すぎる?ノーベル賞・中村氏の“復縁”申し出、“大人の対応”で拒絶した日亜化学…わだかまり示す証拠を発見

文化勲章の授与式後に会見する中村修二教授。古巣の日亜化学工業に“仲直り”を呼びかけた=東京都新宿区

 過去は忘れましょう-。ノーベル物理学賞に決まった米カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授が、発明の対価をめぐり法廷闘争を繰り広げた元勤務先の日亜化学工業(徳島県)に関係修復を呼びかける一幕があった。両者の関係は歴史的な雪解けを迎えると思われたが、日亜化学側は中村氏との面談を“大人の対応”で拒否。和解から10年近く経てなお残る天才研究者と企業のしこりが浮き彫りになった。一方、日亜化学の二の舞を避けようと、製薬業界などでは優秀な人材の流出を防ぐ動きが広まりつつある。(板東和正)

虫が良すぎる?

 「互いに誤解していた」

 中村氏の日亜化学に向けた「仲直り宣言」が飛び出したのは11月3日。文化勲章の親授式後に行った記者会見だ。中村氏は会見で「人生は短い。けんかしたまま死にたくない。(日亜化学と)共同研究など将来のことを話したい」と述べ、同社に訪れて関係を修復したい意思をのぞかせた。

 中村氏は昭和54年に日亜化学に入社し、平成5年に青色発光ダイオード(LED)の製品化に成功した。だが、退職後の13年に特許の正当な報酬を求めて日亜化学を提訴。16年に東京地裁が日亜化学に200億円の支払いを命令し、翌年に約8億4千万円に減額して和解した。ただ、裁判が決着しても中村氏の怒りは収まっている様子はなく、ノーベル賞受賞の決定後にも「日本の会社で発明したとしてもボーナスをもらうだけ」などと発言。日本企業への不満を隠していなかっただけに、突然の態度の軟化に業界関係者からは「奇跡のような展開」と驚きの声が上がった。

「今更…」社会的ダメージ受けた日亜、わだかまりの“証拠”がネット上に

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