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【駅グルメ探検隊】阪堺線・住吉停留所 やろく

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【駅グルメ探検隊】
阪堺線・住吉停留所 やろく

ふわっふわ玉子コロッケ、懐かしくも新鮮な昭和の洋食

 おやじ2人はチンチン電車のある風景が好きである。このコーナーでも何カ所か訪れたが、中でも阪堺線・住吉停留所界隈(かいわい)は、住吉大社の門前町で風情がある。しかも、上町線の路線と平面交差する珍しいポイントとあって、近隣の住民や参拝客のほか、カメラを提げた鉄道ファン、いわゆる“撮り鉄”の姿も多く見られる。

 その住吉停留所から歩いて30秒のところに、昭和10年創業の洋食店「やろく」がある。名物は、地元で知らない人はいないという「玉子コロッケ」。もちろん、ほかの洋食メニューもあるが、今回はこのコロッケがターゲットだ。

 店の前で、年季の入った信楽焼のたぬきが迎えてくれる。のれんをくぐると揚げ物の香ばしいにおいが。「創業当時の味をずっと守っています」と3代目の多田喜(よし)景(かげ)さん(53)。ジャガイモを使わないクリーム系。牛乳やサラダ油などで作られたベシャメルソースに、カレー粉、ハム、エビ、ゆで卵などが入っている。

 工程は2段階あり、まずはベシャメルソースを作るところから始め、水分を飛ばして金色になるまで約3日寝かせる。この作業を、店では「金塊を仕込む」と呼ぶそうだ。そして第2工程で、ゆで卵などの具を混ぜて仕上げる。具体的な作り方は秘密だが、ただでさえ面倒なクリームコロッケ以上に「手間暇がかかる」という。

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