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【衝撃事件の核心】警察官名乗り、自ら彼女のセクハラ示談交渉…19歳巡査の職を奪った〝軽率〟

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【衝撃事件の核心】
警察官名乗り、自ら彼女のセクハラ示談交渉…19歳巡査の職を奪った〝軽率〟

 代理人による示談交渉も一般的によくあること。今回も「彼氏」ということを明言しているため、元巡査が示談交渉に臨むことは問題はないようだ。

 では、何がいけなかったのか。「示談の仕方に問題があったのではないか」と船橋弁護士。示談は、正式な書面がない場合でも両者が合意さえすれば、口頭や電話のやり取りでも成立する。だが、書面にしておかなければ、片方が急に態度を変えた場合、示談金が支払われないケースが考えられるという。書面として「示談書」を残すのが一般的なのだ。

 こうしたトラブル時の対処について、船橋弁護士は「当事者ではなく、冷静に話ができる人が対応するべきだ」と指摘した上で、今回のケースの特殊性に言及した。

 「本人にその意識がなくても、警察官という立場が圧力になってしまうことがある。社会的立場も考えると、直接乗り出すのではなく、第三者に相談するべきだったのではないか」

安易な選択が将来奪う

 男子学生の親族から相談を受け、事態を把握した府警は恐喝容疑での立件も視野に入れ、捜査を始めた。しかし、男子学生が行為を認めていること、被害届を提出する意思がなかったことなどから、立件を見送った。

 元巡査は監察官室の調べに対し「恐喝の認識はなかった。思わず示談と言ってしまった」と釈明した。府警は「トラブルを起こしたことは倫理的に問題がある」とし、元巡査を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分に。元巡査は依願退職した。

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