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阪堺電車の最古車両、新天地は保育園 マナー教育活用に期待し譲渡

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阪堺電車の最古車両、新天地は保育園 マナー教育活用に期待し譲渡

 大阪市と堺市を結ぶ路面電車「阪堺電車」で現役最古の営業車両として走行している「モ161形」の1両が、戦前から80年以上にわたる勤めを終えて10月、大阪市東住吉区のめぐむ保育園に譲渡された。運行する阪堺電気軌道(同市住吉区)が解体を惜しみ、引き取り手を探していた。岡田正之園長(75)は「子供たちのマナー教育に活用したい」と第二の車両人生に期待を寄せる。

 「来た、来た」。10月4日午前5時ごろ、鮮やかな緑色のモ161形がトレーラーでめぐむ保育園に運び込まれると、集まった約50人の鉄道ファンや近隣住民から歓声が上がった。

5時間の長旅 

 車体はクレーン車を使い、園庭に敷いたレールに設置。阪堺電気軌道のあびこ道車庫(同市住吉区)から始まった搬送作業は、約5時間の“長旅”だった。

 モ161形は昭和3年ごろに製造され、一部にチーク材を使った高級感のある内装が特徴。定員90人で、戦前から市民の足として活躍してきた。レトロな雰囲気が人気を呼び、遠方から撮影や乗車のため訪れる鉄道ファンも多い。

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