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【アフリカでナンパされ…異色の女性研究者(4)】賄賂も立派な“経済活動”「先進国の常識を無理強い、ダメ」 立命館大准教授、小川さやかさん

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【アフリカでナンパされ…異色の女性研究者(4)】
賄賂も立派な“経済活動”「先進国の常識を無理強い、ダメ」 立命館大准教授、小川さやかさん

「先進国で当たり前の経済慣習も世界では一つの方法」と話す小川さん(恵守乾撮影)

 経済成長が続き、注目市場に位置付けられるアフリカ。急速に都市化が進む一方で、グローバル化とは一線を画す独自の経済活動が脈々と息づく。立命館大先端総合学術研究科准教授、小川さやかさん(36)はタンザニアに単身飛び込み、ナンパをきっかけに計3年半にわたり古着の行商人を経験。現地の生活を支える「路上経済学」を身をもって学んだ異色の研究者だ。土ぼこりの中で見聞きした等身大のアフリカは、どんなものだろう。 (聞き手 内山智彦)

■近代化と文化の狭間で学びたい

 --そもそも文化人類学、そしてアフリカ研究を志したのはなぜですか

 小川 大学生のときに文化人類学を学び、異文化に関心を持ちました。それでバックパッカーとして海外旅行をしたのですが、そのうち現地で知り合った人々の生活に入り暮らしたいと思いました。アフリカに決めたのは人の明るさに魅力を感じたからです。

 --文化人類学のなかでも民族や地域の経済活動の分析が専攻分野ですね

 小川 経済人類学という分野があり、商取引や財産の所有、分配、贈与などに注目し、その文化独自の考え方などを明らかにしていきます。先進諸国で当たり前となっている経済慣習も、世界では一つの方法にすぎないとわかるのが魅力です。

 --いま学生に教えているテーマは

 小川 多文化共生というテーマですが、具体的にはアフリカでの「路上経済」の研究をもとに、その日暮らしの生き方を成り立たせる人間関係や仕組みについて講義しています。そのために現地の生活パターンを記録する方法も教えています。

 --タンザニア人の生活パターンはどんなものですか

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