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稲作発祥の地「月の輪田」で稲刈り式 京丹後

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稲作発祥の地「月の輪田」で稲刈り式 京丹後

地域の子供らも参加した「月の輪田」での稲狩り式=京丹後市峰山町二箇

 食物の女神、豊受大神(とようけのおおかみ)が天照大神のために稲作をしたと伝えられる京丹後市峰山町二箇(にか)の「月の輪田」(約7平方メートル)で稲刈り式があり、地域住民ら約30人が参加し、収穫した稲穂を稲木に天日干しする作業などを行った。

 丹後地方の伝承を集めた「丹後旧事記」によると、月の輪田は豊受大神が籾(もみ)だねをまいた、日本の稲作発祥の地ともされる。

 伝承地は昭和30年代以降、放置されていたが、地域の歴史を再認識しようと昨春、住民らが耕作した。

 月の輪田での収穫は昨秋に次いで2回目となった。今シーズンは、5月25日に古代米の赤米と餅米の苗植えを行い、順調に生育。18日の稲刈り式には、地元の子供らも参加し、月の輪田保存会(野木達秋会長)のメンバーらと収穫を楽しんだ。

 稲穂は約2週間、天日で干した後に脱穀し、地元で配る予定。稲刈り式に参加した近くの五箇小3年、田中友梨さんは「稲穂の束を結んで稲木にかける作業も手伝いました。おにぎりにして味わうのが楽しみ」と話していた。

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